全国的にホストクラブの「売掛金」が社会問題化するなど、ホストクラブにのめり込んでしまうケースが後を絶ちません。心理学の専門家は、ホストクラブの中には悪質な手法をマニュアル化しているところもありその手法が首都圏から地方都市にも広がっている可能性を指摘します。

明星大学心理学部藤井靖教授：
「ホストにはまってしまう女性のカウンセリングを僕も長い間してきていますけど１つ共通点として挙げられるのは”心理的な孤独感”なんですよね」

臨床心理士で、ホストクラブの手法や女性客の心理に詳しい、明星大学心理学部の藤井靖教授です。

明星大学心理学部藤井靖教授：
「コロナも経て社会的な人との”つながり”が薄くなったところで、より人のあたたかみだとか、人との関係性を求めてホストにはまってしまう人が増えた印象がある」

女性が性風俗店で働いて得た収入で、飲食代を支払おうとする背景には、ホストがＳＮＳで頻繁に連絡を取ったり、時には一緒に旅行に行ったりして、女性との関係性を錯覚させていることが挙げられるといいます。

明星大学心理学部藤井靖教授：
「心理学的には『オンリーワン』と『フォーエバー』唯一の存在であっ…